今日は園だより「はばたき」より、園長だよりをお届けします。
先日、無事に運動会が終わりました。
開催すら危ぶまれた運動会だったこともあり、
“あー終わったぁー”という、達成感もひとしお。
そして、同時に感じたことは、やはり、運動会は子どもたちを成長させてくれる行事であり、私たちに感動を与えてくれる行事だということ。
運動会当日の大きな舞台という目標に向けて、毎日、練習するその過程。
そして、その成果を見てもらうために、発表の舞台に立つこと。
感動を与えること。おうちの方にたくさんほめていただくこと。
そんな中、子どもたちの中に芽を出す“やればできる!”の自信。
子どもたちがグッと成長する瞬間です。
ふいに襲った新型コロナウイルスの脅威。
今まで経験のない恐ろしいウイルスに、私たちの生活は一変、そして社会活動全てが止まってしまいました。
幼稚園でも、長い自粛期間があり、その後も、コロナ禍では、参観や遠足、行事をことごとく中止・縮小する事態となりました。
そんな中で私たちが感じることがあります。
それは、子どもたちはどんな中でもいつも成長を続けているということ。
どんなに自粛し、足踏みする社会の中でも、今、この時しかない子どもたちの成長は、止まらないということ。
私たち教師の役目は、子どもたちの成長を見逃さず、その瞬間に、成長の背中を押すことで、しっかりと成長を促すこと。
正しい方向に成長させるかじ取りをすること。
今この時しかない成長をしっかりと促すためにとても大切なことです。
未曽有の感染症の前に人間は無力です。
私たちができることは、正しく知って、正しく恐れ、正しく感染予防する。
そうすると、子どもたちの可能性は、大きく広がります。
子どもたちのとびっきりの笑顔、保護者の皆様の喜ぶ顔が見たい。
私たちが今できることは、子どもたちのために、できることを精一杯やること。
それが、子どもたちの明日への成長につながるように…
どうすれば開催できるのか?と悩み、いつもとは少し違う運動会となりました。
でも、本当に開催することができてよかった。
運動会では皆様にたくさんの応援とご協力をいただき、本当にありがとうございました。
これからも、淡水幼稚園は子どもたちの成長とともに前に進みます。
淡水幼稚園 園長 豊田彩子